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指の切断・骨折による後遺障害とは?

はじめに

労働災害により指の切断や骨折といった重大なケガを負った場合、その後の生活や労働に大きな影響を及ぼします。このページでは、指の後遺障害についての具体的な内容、後遺障害等級、そして専門家に相談するメリットについて解説します。

Q&A形式で学ぶ「指の後遺障害」

Q1.指の後遺障害にはどのような種類がありますか?

指の後遺障害は大きく分けて以下の2種類があります。

1.欠損障害

指の一部または全体を失う障害。

例:指の切断や骨の一部の欠損。

2.機能障害

指の動きが制限される障害。

例:指の曲げ伸ばしができない、感覚を失う。

Q2.欠損障害とは具体的に何ですか?

欠損障害は、指そのものを失ったり、指骨の一部を欠損した場合に生じます。代表的なケースは以下の通りです。

手指を失った場合
  • 親指の場合:指節間関節(IP)より上を切断した場合
  • その他の指:近位指節間関節(PIP)より上を切断した場合
指骨の一部を失った場合
  • 指骨の欠損がレントゲン写真などで確認できる状態。

欠損障害の後遺障害等級は、例えば以下のように分類されます。

等級 内容
3級 両手の全指を失った場合
6級 片手の全指を失った場合
7級 親指を含む3本の指を失った場合

Q3.機能障害とはどのような障害ですか?

機能障害は、指が本来の動きを失ったり感覚を失った場合を指します。具体的には以下のケースが該当します。

1.手指の用廃(指の機能を失う)
  • 指の末節骨の半分以上を失う。
  • 指の関節可動域が正常の半分以下になる。
  • 指の感覚が完全に失われる。
2.遠位指間関節の屈伸ができない状態
  • 指関節が動かない(強直)。
  • 筋肉の損傷による自動屈伸が不可能な状態。
機能障害の後遺障害等級の例
等級 内容
4級 両手の全指が機能しない場合
8級 親指を含む3本の指が機能しない場合
10級 親指の機能を失った場合

Q4.労災事故の責任はどこにありますか?

作業中の事故において、会社が安全配慮義務を果たしていなかった場合、会社側に責任が認められることがあります。例えば、適切な安全装置が設置されていない状態でプレス機を使用していた場合などです。

弁護士に相談するメリット

労働災害の補償を正当に受けるためには専門家のサポートが不可欠です。弁護士に相談することで以下のメリットがあります。

1.専門知識を活用した適切なアドバイス

法律や後遺障害等級についての深い知識を活用し、適切な補償を得るための戦略を提案します。

2.証拠収集や交渉の代行

必要な証拠の収集、会社や保険会社との交渉をスムーズに行えます。

3.不当な賠償拒否への対応

会社側が賠償を拒否した場合でも、法的手段を用いて適切な補償を受けることが可能です。

まとめ

指の切断や骨折による後遺障害は、生活や仕事に大きな影響を与えます。適切な補償を受けるためには、正確な後遺障害等級の認定が必要です。弁護士法人長瀬総合法律事務所では、これまで数多くの労働災害に関する相談を解決してきた実績があります。お困りの際はぜひご相談ください。

 

動画のご紹介

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この記事を書いた人

⻑瀬 佑志

⻑瀬 佑志

弁護士法人「長瀬総合法律事務所」代表社員弁護士(茨城県弁護士会所属)。約150社の企業と顧問契約を締結し、労務管理、債権管理、情報管理、会社管理等、企業法務案件を扱っている。著書『コンプライアンス実務ハンドブック』(共著)、『企業法務のための初動対応の実務』(共著)、『若手弁護士のための初動対応の実務』(単著)、『若手弁護士のための民事弁護 初動対応の実務』(共著)、『現役法務と顧問弁護士が書いた契約実務ハンドブック』(共著)、『現役法務と顧問弁護士が実践しているビジネス契約書の読み方・書き方・直し方』(共著)ほか。

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